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昨日のお話関連で・・。
青い時代の小説を読み直して、これって今書き直したらどうかな? と考えました。大人になって人生経験積んで (ほんとか?) 改めて同じテーマで書いてみたら変わるんだろうかと思って。もっとも時間もないし、このサイトの分だけで今は手一杯なので無理だろうけど。
内容はともかく、読み返してみて今の時代使えない場面、結構あるなと思いました。その大元の原因は、そう携帯とメールの日常定着化。それがいい、悪いではなく。
私の時はようやくポケベルが主流となってきた頃ですが、それでも私の周りではまだまだ少数派でした。電話も固定電話が殆どで、親の目を (耳を) 気にしながら長電話、という感じでした。男の子の方でも、彼女の家に電話するとき、”親父が出たらどうしよう・・” とドキドキしながらかけてたんじゃないかな?今はもう、そういう検閲はすべてスルーで、相手にダイレクトに掛かりますからね。そして逢えなくても、メールという手段があるので、いつでも連絡がとれます。電話と違って相手が仕事中でも、入浴中でもさほど影響ないし。”逢えない時間の切なさ” というシチュの書き方が難しそうです。
あとこれはほんとに超手前味噌ですが、そのお話の中で一番気に入ってた場面が今じゃ全く使えなさそうです。恥を忍んで申しますと、主人公の元カレから、電話がかかってきます。主人公が受話器を取ると、最初に聞こえてくるのが、”ピー” という音で、相手が何か言ったようだけど聞き取れなかった。でも、彼女にはそれが元カレだとすぐにわかった、という場面です。
そう、この ”ピー” は公衆電話からかけたとき、10円玉しか入れないと鳴る音です。そこで彼女は、「公衆電話からかけるときは必ず2枚以上入れて」 とつき合ってた当時から言っていたことを思い出し、その癖が結局直らなかった彼に苦笑いしつつも、その癖だけで彼だとわかる自分に愕然とする・・・、てな場面です。(うっひゃー、恥ずかしい・・。恥のかきついでに、さらに・・) 近況報告のような会話はしてるけど、本心がなかなか言えないふたり。そこに再びあの音が。あと30秒で切れちゃうという合図。言いたいことはあるのに、言えない、でも時間がない、この電話が切れたら今度いつ彼の (彼女の) 声が聞けるかわからない・・・、てな心情を書いてあったんですね。 (超赤面です・汗)
今は今なりに、違う方法で切なさを表現できるとは思いますが、結構この場面、今読み返してみても好きだし、使えないのは残念な気がします。アナログも、味があっていいんだけどね。
いつの間にやら三千打。ありがとうございます。
また、拍手してくださった方々、ありがとうございました。