『地獄』

かごめちゃんの葛藤が続いています。助けに行こうとした犬夜叉の結界破りの赤い鉄砕牙も、役に立ちません。でも、仮に犬夜叉たちが助けに行けたとしても、ここはかごめちゃんの力で乗り切らなくては、意味がないでしょうね。

このまま、瞳子を討てば、かごめちゃんの心は汚れてしまいます。かといって、自分が犠牲になっても、だからといって奈落が滅するわけでもなく、それじゃただの無駄死にになるだけです。

なかなか自分の思い通りならない奈落は、かごめちゃんが討たざるを得ない状況にしようとします。完全、Ｓです。よくもまあ、これだけ悪知恵が浮かんでくるものだと、感心します。奈落がまだ人間の頃、ケチな悪党なんぞやらずに、時代は下克上の戦国なんだから、その頭脳を使えば、もしかしたらそこそこ大将くらいにはなってたんじゃないかと思います。これだけの策略家なのですから。

さて、かごめちゃん。瞳子の深い悲しみを察します。それによって妖の形相だった彼女の顔が、生前の巫女のように変わり、改めて、自分を討て、と指示します。・・・が、彼女の後ろには奈落。瞳子の言葉が本心なのか、それとも奈落の罠か、ってとこで次週です。

背後に奈落がいるってことは、このまま瞳子の言う通りにすれば、やっぱり奈落の思うツボ、なのでしょうか？　そんな感じに思えますが。桔梗の弓の霊力は、どんな形で発揮されるのでしょうね。

しばらく裏方の作業が続いていました。そろそろメインの作業も再開しなくては・・・。

拍手してくださった方々、ありがとうございました。

『弓の霊力』

やっぱり・・・、奈落お得意のひとの心を弄ぶ作戦できましたか。

瞳子に、桔梗の念がこもった弓について説明させて、かごめちゃんはそれを正しく使いこなしてないと指摘します。敵にそこまで情報を与えるのは、もう自信満々だから。これで何度も失敗してるのに、いまだ学習していませんね、奈落って。

で、蜘蛛の糸は瞳子の胸にあるのはわかっているのですが、それを射ると瞳子は滅するが、極楽往生　（？）　はできないという。生前が巫女だっただけに、そういう死に方　（もう死んでるけど）　をさせるのは、やはりかごめちゃんには出来ない。・・・だよね・・・。

というか、瞳子に向けて矢を射れば自分が助かる、っていう考え、かごめちゃんには初めからないでしょう。奈落はひとの心を操るには長けていても、心を読む、という能力はまるでありません。もう何度も犬一行と闘っているのに、犬一行が仲間を裏切ったり、罪もない人たちを巻き添えにしたりするようなこと、決してしない、というのがいまだにわからない。これが奈落が決して犬一行に勝てない理由なんだけどな・・・。

窮地に立たされたかごめちゃんですが、弓を正しく使えば何とかなりそう、ということには気づいたようです。ただ、どういう風に使えばいいのか・・・、そこがポイントですね。桔梗がわざわざかごめちゃんに託したのは、かごめちゃんなら使いこなせると信じてたからでしょう。またまた今回、奈落は期せずして、敵の能力ＵＰに力添えをする役割となりそうです　（＾＾

『巫女の結界』

奈落って・・・、一応まだ半妖だけど、何か妖怪、といより、だんだん化け物の域に近づいてるというか・・・。このひとどこまで壊れていくんだろう、なんて思っちゃいました。

兄弟対決の時は、白夜の目玉を借りて覗いてるし、今回は何か妙なポジションから眺めてるし。狒狒の毛皮まとってた時も、うにゅうにゅ変な手みたいのがいっぱい出てたときも、いっつも変だ、とは思ってたけど、今回は変、というより、キモい、というか、不気味だ。

ちょっと思ったんだけど、奈落のやってる事って恐怖支配、ですよね。手下たちに　”てめえ、失敗したらどうなるかわかってんだろうな”　という恐怖心を植え付けて、それによって支配する。だから裏切り者続出、ってなことになるわけで。もうちょっと寛大なお心があれば、部下もついていくのに。典型的なダメ上司ですね。

で、今回。狙いはかごめちゃんだけど、真の狙いはかごめちゃんの持ってる、桔梗の念がこもった弓のようでした。それが何よりも脅威みたいです。自分の死後も奈落に脅威を与え続ける桔梗って、やっぱりすごいと思う。奈落の一番の弱みをピンポイントで押さえてる。それだけに、早すぎる退場は残念です。

さて瞳子さん。この方も奈落を裏切る可能性、大、ですね。裏切る、っていうか最初から乗り気じゃないんだけど、体が勝手に操られてるから仕方ない、というとこかな？　それとかごめちゃんたちにとっても、やりずらい相手のような気がします。ただ単に始末しちゃえばいい相手でもなさそうですし、何たって村人からの信頼が厚かった巫女さまですから、村人たちから非難を受けるようなことは出来なさそう。

今回奈落は、犬一行にダメージを与えることが出来るのか、それともまたただの空回りか。この闘いによって、かごめちゃんの潜在的巫女能力がさらにパワーアップするのか、そこらへんが今回の見所かな。

拍手、ありがとうございました。

兄上の食事風景

兄上って、何食べるんだろう？　という疑問は多分みんな持ってると思います。基本設定として、人間の食い物は口にあわん、というのはあるのですが、最初りんちゃんが差し出したねずみやとかげ　（？）　も振り払ってましたよね。（あれは単に、余計なことをするな、という意思表示だったのかな？）　思いつくのは父上が牛をくわえていたところから、多分生肉か、ということくらい。

だとしたらいつ食ってんだろう？　まさかりんちゃんの前で、血を滴らせながら召し上がる筈はないから、やっぱりこっそりと食べてるのでしょうか？　それで食べ終えると、お口のまわりについた血などをふき取って、お口シュッシュして生臭さを消して、りんちゃんのところへ戻る、と。（それはそれで、何か可愛いなあ・・・）　だっていくら兄上だって、食べないわけにはいかないと思うし。よくテレビで、ライオンやヒョウが獲物を食べる姿が映し出されますが、そういう感じで召し上がってるのでしょうか？

お酒を嗜むイメージは湧くのに、食事するイメージがさっぱり湧いてこない。お茶碗もって、お箸を使ってちまちま食べる、という感じでもないし。それだったらまだ、ワイルドに生肉食いちぎってる方がいいな。

いや別にどうでもいいんですけど、ただ、ふっと湧いた疑問だったので。

いつも拍手ありがとうございます。そのうち、味も素っ気もない拍手画面、何とかしたいと思っています。

『瞳子』

さて今週から新展開。ターゲットはかごめちゃん。

犬兄弟を抹殺できなかった奈落は、というより兄上は奈落のことなど全く相手にはしてなかったけど、それじゃあ今度はかごめでも狙うか、ってことで、目を付けたのが瞳子という巫女さま。

作中で奈落も言ってたけど、桔梗といい、この瞳子といい、巫女さまは死んでも扱いづらいらしい。それでもあえて巫女を手下にしようとするのは、巫女の力をやっぱり認めているからなんでしょうね。敵に回せばやっかいだけど、味方につければかなりの戦力になることは、桔梗に振り回された自分自身が一番良く知っている、ということで。

また訳のわかんないサイボーグ妖怪でも作り出すかと思ってたら、そうでもなかった　（笑）

案外実は、奈落にとって一番やっかいなのが、かごめちゃんかもしれません。やはり桔梗の生まれ変わりですから。今のところ、生前の桔梗や瞳子のようなパワーは発揮してないかごめちゃんですが、秘めた力は侮れない。そういえば、かごめちゃんのアップって久々に見たような気がするな。なんか大人っぽく見えたなあ。

奈落が巫女を選んだっていうのは、力がある、ということもあるでしょうけど、やっぱり桔梗のことにこだわりがあるんでしょうね。最後の方は、可愛さ余って憎さ百倍って感じでしたが、どこかでふっきれてないのもありそう。嘗て自分を蔑んだ巫女、という女を、今度は自分の支配下に置き、優越感を味わう、なんてかなりダークな愛です　（＾＾

聞きかじりですが、心理学的にはこういうのってありなんですって。代用だったか、代替だったか、置き換えだったか。とにかく自分が得られなかったものを、別の形に置き換えて、心の満足を得るらしいですよ。

ま、奈落はどうでも、まさか犬君まで巫女さま、ということで動揺なんてしないでしょうね？　頼むよ、犬君。