『巫女の結界』

奈落って・・・、一応まだ半妖だけど、何か妖怪、といより、だんだん化け物の域に近づいてるというか・・・。このひとどこまで壊れていくんだろう、なんて思っちゃいました。

兄弟対決の時は、白夜の目玉を借りて覗いてるし、今回は何か妙なポジションから眺めてるし。狒狒の毛皮まとってた時も、うにゅうにゅ変な手みたいのがいっぱい出てたときも、いっつも変だ、とは思ってたけど、今回は変、というより、キモい、というか、不気味だ。

ちょっと思ったんだけど、奈落のやってる事って恐怖支配、ですよね。手下たちに　”てめえ、失敗したらどうなるかわかってんだろうな”　という恐怖心を植え付けて、それによって支配する。だから裏切り者続出、ってなことになるわけで。もうちょっと寛大なお心があれば、部下もついていくのに。典型的なダメ上司ですね。

で、今回。狙いはかごめちゃんだけど、真の狙いはかごめちゃんの持ってる、桔梗の念がこもった弓のようでした。それが何よりも脅威みたいです。自分の死後も奈落に脅威を与え続ける桔梗って、やっぱりすごいと思う。奈落の一番の弱みをピンポイントで押さえてる。それだけに、早すぎる退場は残念です。

さて瞳子さん。この方も奈落を裏切る可能性、大、ですね。裏切る、っていうか最初から乗り気じゃないんだけど、体が勝手に操られてるから仕方ない、というとこかな？　それとかごめちゃんたちにとっても、やりずらい相手のような気がします。ただ単に始末しちゃえばいい相手でもなさそうですし、何たって村人からの信頼が厚かった巫女さまですから、村人たちから非難を受けるようなことは出来なさそう。

今回奈落は、犬一行にダメージを与えることが出来るのか、それともまたただの空回りか。この闘いによって、かごめちゃんの潜在的巫女能力がさらにパワーアップするのか、そこらへんが今回の見所かな。

拍手、ありがとうございました。