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ある組織のリーダー選出の様子。
A氏は再選を目指して、B氏はそれを阻止しようと。
B氏 「君は独裁者だ。力によってみんなを押さえてる」
A氏 「組織を纏めるには、ある程度の強制も必要だ」
B氏 「それをファシスト、というんだ。(聴衆に向かって)彼に暴力を振るわれたひとは手をあげて」
(3分の1くらいが手を挙げました)
B氏 「君たちはそれでいいのか?」
(A氏にブーイングです。それを見ていたA氏しばらく無言)
A氏 「ぼくのやり方が悪かったのなら改める。だけどぼくがみんなを思う気持ちは・・・」
と討論は続きますが、ちょっとうろ覚えなので以下略。
まるでどこかの党首選挙みたいですが、実ははこれ、中国の小学3年生のクラス委員選出の様子。
昨日たまたま押したチャンネル(こういうのを放送するのって某教育番組しかないけど・・・笑)で、途中からだったのですが、思わず引き込まれてしまいました。
(暴力、というのはゲンコツのことらしいです)
8歳か9歳の子が実際に、”独裁者” とか ”ファシスト” って言ってるのにはたまげました(笑)。
また、このくらいの子たちが討論(?)すれば、どうしても感情的になりがちですが(大人でもあり得る)、時に言葉に詰まるものの、最後まで冷静でした。というか、普通は討論にさえならないと思うのですが。某日本の(笑)首相がこの子達と討論したら、絶対負けると思います。
さらにその後がすごい。選挙直前の最終弁論に向けて家族一丸となっての参戦です。原稿の作成から、アピールの仕方など、両親が事細かに指導します。
もっともっとすごいのは、あれは絶対ワイロだと思うのですが、A君の父親が、「もうすぐ○○祭だ。最後に『先生、皆さまが楽しい○○祭を過ごせますようにお祈りいたします。ささやかですがぼくからの感謝の気持ちをお受け取り下さい』と言って、これを渡すんだ。これが重要だから、決して忘れるんじゃないぞ」とアドバイスしてるんですね。感謝の気持ちはひとりひとりに向けたメッセージカードだったんですが、クラス委員戦でそこまでやるか~。
(だけど教師も他の父兄もその点はノープロブレムなんですね。お国柄かしら?)
結局ワイロが効いたのか、たとえファシストであろうと(笑)、A君が当選しました(ただ、今回は暴力は振るわない、という公約があったみたいです)
小学3年生ですでにあの口達者っぷり、策略っぷり、将来どうなるのでしょうか?
いやはや、恐るべし中国、でした(笑)。
拍手御礼です。