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『月と茉莉花』 って最初ドラマCDを聞いて原作読みたくなって、その原作にいたく感動しもう一度CD聞きたくなって今度は自分で(笑)購入しました。
左側の愁いを帯びた美女(?)が月心なんですが
彼の声を担当していたのが 真鍋光昭さん。
原画展で白夜の声をあてていた方です。
(私的には 「彩雲国」 の紅家のおじさん;;)
声優さんだから当たり前なんでしょうが、それまでの真鍋さんのイメージを覆すほどの、控えめでそれでいて芯の通った月心というキャラを理解したすばらしい演技でした。成田さんによって 「殺生丸」 というキャラがある意味確立したように、私の中でも真鍋さんの声によって月心というキャラが一段と鮮明になった、という感じです。
声の力ってすごいです。
対する大牙 (イラスト右の偉そーなやつ、月心を拉致ってきた戦勝国の太子) の声は小杉十郎太さんですが (すみません、この方は知らなかった) こちらも直情型の熱いヤロー(笑)に相応しいお声でした。
そして大牙の親友にして将来の諫議(かんぎ/王に意見し、誡める立場の官職)である冷静沈着な火烏(かう)に井上和彦さん。さすがに彼は上手いです。まるで目の前で演技を見てるように、台詞のひとつひとつに表情が見えました。
あと玄田哲章さん。大ベテランでナレーターとしても超有名な方ですよね。このCDでもナレーターを担当していらっしゃたのですが、彼のナレーターで物語がビシッと引き締まる、そんな感じでした。
こういうジャンルのCDに上記のようなベテランや大御所が登板するってかなり珍しいと思いますが、(フリートークでも平均年齢がこんなに高い現場は珍しいと、和彦さんがおっしゃってました) それによって原作のもつ荘厳さや重厚さが丁寧に表現されてかなり満足しました……が、残念だったのは、原作で私が一番感動したシーンが大幅にカットされていた(泣)。真鍋さんの声で月心の切々とした心情をもっと語って欲しかったです。
この続編には月心のお世話係り役で勝平ちゃんもご出演していました。犬くんや工藤くんよりも可愛らしいお声だった。
冥界編、アニメ化もいいけどドラマCD化もいいかなあ~なんて思いました。だってあれほとんど兄のモノローグで成田さんのお声が堪能できるし(いつでもどこでも聞けるし/笑)、何たって兄の独断場ですから。御母堂さまのツッコミ台詞も是非音声で聞いてみたい。誰が御母堂さまの声をするんだろう?(←すっかりその気?/笑)