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この1週間、平安時代を舞台にしたお話(全7巻)を読んでいました。一冊一冊がもの凄く分厚くて、難しい(というより馴染みのない?)漢字がてんこ盛りでしたが、ストーリーは面白くさくさくと読めて、ようやくさきほど読み終わりました。
平安時代と言うと真っ先に思い出すのが源氏物語ですが、それより百年くらい前の平安初期のお話です。一説では光源氏や伊勢物語のモデルになったとも言われてる在原朝臣業平(なりひら)が活躍した時代。主役は架空の人物ですが、その友人として業平様も登場しています。さすが千年経った現代でも、平安時代を代表する雅人として名を残す業平様、脇役ながら主役を喰っちゃってました。もちろん私もそんな彼に萌えまして、全7巻のうち業平様を主役に据えた一冊はかなりテンション高く読ませて頂きました(笑)。
平安時代を舞台にしたお話というと、十二単のお姫様が主役の綺羅綺羅しいものを想像しがちですが、これは黒束帯の男達が主役の典雅なお話です。しいて言うなら平安時代のサラリーマン物語? 一応恋愛がメインではありますが、政治的陰謀やかけ引きもかなり興味深く書かれていて、我らが(え?)業平様も雅だけでないしたたかな一面を見せていろいろと暗躍しておいででした(笑)。
ストーリーの面白さもさることながら、その頃の生活習慣や文化が随所に書かれ、また朝廷の相関図はほぼ史実に忠実であったことから、この作者はどれほどお勉強をしたのかと読みながらほとほと思いました。
殺りんも原作沿いのお話を書くときは戦国時代なのでそれなりに調べはしますが、きっとこの作者さんに比べればその量は千分の一にも満たないだろうなあ……。で、でも殺りんはそれ自体がファンタジーだから、舞台も戦国ファンタジーということで……(笑)。
拍手御礼です。
>3日 0時 1時 8時
>4日 0時 2時 20時
>7日 20時
それぞれ拍手&連打ありがとうございました。
お礼文もそろそろ更新しようかと思ってます。
というか、いい加減しろよ、ですが……(笑)。