誇り

一昨日、ようやっと東北も梅雨明け、と思ったらまた台風です。多分その影響か、湿った強風が吹いていて、蒸し暑さ倍増です。仕事から帰って一度シャワーを浴びたのですが、もうじとっとしています。寝る前にでももう一度浴びないとダメみたい。

兄って、基本的性格は冷酷無慈悲ではあるけど、決して非道なお方ではないと思うのよね。妖怪ですから、人間の常識や基準と同じに考えるのは無理ですが、それでも奈落のような陰湿さはないと思います。というか、兄が尤も嫌うのはそういうものではないかと。ずる賢いとか、小賢しいとか。今回の曲霊はまさにそれの象徴なわけだから、だからこそ、自身の手で殺したいのでしょうか。

兄の形容詞として、崇高、高潔、静謐、清冽・・・、という言葉がよく使われますが、どれも気高いイメージですよね。妖怪ではあるけれど、兄上の心ってクリアなんですよね、多分。これこそが兄の誇りなんでしょう。そういう兄であって欲しい、という願望でもありますが。

仮に兄が四魂の玉を手にしたとしても、それは決して穢れないと思います。

今回のお話で、私的に一番の萌えどころ　→　「ついて来い」　この台詞とお顔　こんなこと言われたら、もうどこまででもついていきますわ♪

で、ちょっと意外だったのは、兄って案外リーダーシップとれるお方だったのね。仲間と連むのは嫌いだろうけど、いざそういう状況になれば、先頭に立てるお方なんだ。　（人に指図されるのがイヤ、ってこともあるだろうけどね）

ところでね、兄が人型に戻ったとき、邪見が　「殺生丸さま！」　って言った場面、一瞬バックの模様がバラに見えたんですが、違いますよね　（＾＾；　兄上でさえ花しょってご登場してないのに、邪見が花しょってるなんて・・・。

拍手御礼です。

たくさんの拍手＆コメント、本当にありがとうございます。

今回のＳＳとは呼べないほどの、すっごい短い文章は突発的に思いついたこと。もし、りんちゃんが泣いたりしたら、兄上どうするんだろうと思って。優しくぎゅう　っていうのが理想であり希望ですが、あの兄上じゃちと無理かな？　多分表面冷静で、内心はもうオロオロ・・・、ど、どうしよう・・・、って感じも可愛いかな、と思って書いてみました。（＾＾　そんでもってりんちゃんも、慰めなんかの言葉より、そこに殺生丸さまがいる、ただそれだけでいい、そんなふたりを感じてくれたらと思います。