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地味に創作活動していますが、約4ヶ月ぶりの作業にうまくリズムが掴めず、集中力も途切れがち。そうするとついつい、創作が終わるまでは、と封印していたものたちが私を誘う(笑)。ま、そのひとつの神谷さんCDにはあっさり負けましたが、それでも彩雲国の新刊はGETしてから1週間は我慢していたのに、やっぱり我慢しきれずに手が伸びて……。
だってね、今回の新刊は雑誌掲載時に読み損ねた、静蘭の公子時代のお話と双玉ファンには堪らない双玉ファーストコンタクトのお話が収録されてるんですよ。現在本編では、元公子さまという立場をフル利用して、宮廷内に張り巡らされた陰謀を暴くべく暗躍する元公子さま、というポジションにあるのですが、そのポジション自体はいいとしても、いかんせん登場が少ない(泣)。なので、頭から終わりまで静蘭(清苑公子)というのは久々で、ずっと発売を心待ちにしてたのよ。GWは心ゆくまで静蘭に浸れるわ~という目論見は、さっさとお話を仕上げなかった自分の不甲斐なさが原因ではあるけれど、結構な焦らしプレイでした……(笑)。
短編だし、その1編だけ読んだらまた創作に戻ろうね、と自分にお約束して(笑)読み始めたのはいいけれど、あまりにも悲愴な内容にわくわく感なんてあっと言う間に吹っ飛んで、ず……んとテンション下がっちゃった。
静蘭の過去というのは物語の最初ですでに明かされてはいましたが、公子時代の突っ込んだお話は今回が初めて。流罪になったあともかなり凄惨な体験をしていましたが、それ以前も陰謀渦巻く宮廷とはいえ、輝くべき子供時代があれじゃねえ……。いくら頭が切れて、子供らしからぬ処世術を身につけていたとはいえ、やっぱり子供には変わりはなく、まわりの大人たちの容赦のなさにはほとほと心が挫けそうでした。大人たちの言い分は確かに正論で政治的には正しいのでしょうが、それをそのまま子供にぶつけるというのも酷だなあ……と。この短編だけ読むと全く救いがない。その後紅家に拾われて新たに静蘭という名前をもらったあとの人生が幸せだとわかっているからそれでも何とか耐えられたけど、こういう 『痛い』 お話って実はすごく苦手。続く双玉ファーストコンタクトのお話も、楽しみではあるけれど、静蘭の人生で一番悲惨な時代ですから、続けて読む気力がない。(これはさっさと創作に戻れと言うこと?/笑)
あっでも、センカ王のビジュアルが見られたのは嬉しかったですv
ここからちょっと愚痴というか疑問なのですが。
こういうライトノベルにここまで悲惨なお話って必要なのかしら。
というか作者はどこを目指しているんだろう。
物語の当初にあった中華ファンタジー色がいつの間にか影を潜め、気づけば政治色の濃い宮廷物語になり、物語の主要人物たちのこれまでを(現段階では)徹底的に否定している。確かに成長するためには試練も必要かもしれないけど、その否定の仕方が半端じゃなく、かといって徹し切れていない部分もある。そもそも 『彩雲国物語』 にファンが求めてるのってそういうものじゃないと思うし、少なくとも読んだ後に憂鬱な気分になるようなお話をライトノベルには求めてないと思うんだけど……。
今回の後書きで本編もいよいよ最終章に入るようなことを書いてありましたが、愚痴や文句を言いながらもやはり楽しみにはしています。いろいろ寄り道はしましたが、彩雲国らしいラストを期待しています。
拍手御礼です。
>28日 11時 21時
>29日 23時
>30日 0時 8時
>3日 7時 23時
>4日 14時
それぞれ拍手ありがとうございました。
創作、頑張りますv