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源氏物語は好きだけど、光源氏は大っ嫌いなのです。

複数の女性と関係をもつのが認められてた時代だったとしても、他の女君との情事を寝物語にするのは、ちょっとマナー違反じゃない? (← こういう感覚もなかったのかな?) 雨夜の品定めのように野郎同士であの女はどうとか、というのはまだ理解できるけど・・・。

源氏の方から積極的に襲っておいて(笑)、六条御息所は嫉妬深くて嫌だとか、末摘花はすっげ~ブスだとか、そういうことを聞かされる紫の上もたっまたもんじゃないと思います。実際紫の上はそういう話は嫌がってたようだったし、やっぱり光源氏はデリカシーがないんだろうなあ、と思います。

それより何より、「私は何をしても許される身分なのですよ」 としゃあしゃあと言ってのけるのが嫌だ(笑)。誘うときは 「あなたを思って夜も眠れない」 とか 「お逢いできぬ辛さに気も弱りそうです」 とか何とか調子のいい口説き文句を並べるくせに、いざ、という段階になって、やっぱり女君が抵抗すると ↑ のような台詞を吐く。まるで手のひらを返したような豹変ぶりに、こいつってきっと腹黒なんだろうなあ、とも思います。私は何をしても許される身分なんですよ、と言うくらいなら最初から問答無用で襲ってくれた方がいいかもしれません(えっ)

兄だったらきっとそうする(笑)。というか女を口説く手間なんてかけないと思う。「私に抱かれるのをありがたく思え」 くらい言っちゃいそう。もちろんまだりんちゃんと出会う前のお話です(笑)。

拍手御礼です。

ban15asora.gif

>15日 0時 16時 22時
>16日 14時 17時 20時 21時 22時
>17日 5時 11時 18時 23時
>18日 10時 17時 23時
それぞれ拍手&連打ありがとうございます。
メールのお返事もあと2,3日待ってください。遅くなって申し訳ないです;;
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激しく同意します!
こんにちは◆猫目石です。
この記事を読んで激しく同意します。
全く同感であります!
源氏物語をキチンと読んだ事は無いのですが、大和和紀さんの有名なマンガ『あさき夢みし』で彼奴めの所業は、大体、知っております。

それにしても腹が立つ!!!
何ちゅう傲慢な奴なんだ!
実に許し難い!
「貴様、何者ぞ?」と突っ込んだら、すかさず「光る皇子」とか何とか、本気でぬかしそうな馬鹿野郎で御座いますね。(怒×怒)

マザコンで、おまけにロリコンの癖に!
こ奴は、性癖まで二股の、どうしようもない野郎で御座います。
大体、密通、強姦、不倫、幼児拉致と、散々な悪行を仕出かしてる大馬鹿野郎です。
そんな奴が、年取ってから貰った若い奥さんが、間男と不倫して子供を作ったからって怒る資格なんぞ無いっ!
貴様だって、若い頃、全く同じ事をしてるじゃないか!
パパの奥さん(藤壺)を誘惑して子供を生ませた癖にっ!!!
本当に『女の敵』とは、こいつ(光源氏)の事で御座います。

ににぎ様と同じように、私も、こいつが唾棄したい程、大、大、大っ嫌いで御座います。
アア、それに引き換え、兄上の素晴らしい事★★★
りんちゃん命の、あの一途さ、溜まりません。
あの馬鹿タレ光源氏に、兄上の爪の垢、イエ、毒でも煎じて飲ませたい位で御座います。
猫目石 2008/02/20(Wed)11:15:37 編集
コメントありがとうございます
>猫目石さま
猫目石さんの憤慨されてる様子、ひしひしと伝わってきます(^^
現代とは感覚が違うところもあるでしょうから一概にどうとは言えませんが、それでもやっぱり同意しかねる部分が多いですよね、奴は。

そうそう彼は極度のマザコンだと思います。そもそも紫の上を拉致したのだって、初恋の人、藤壺に似ているからで(実際姪だから面影あるのは当然ですし)、その藤壺だってママンに似ているということで興味をもったくらいですし。さらに後年女三の宮を妻に迎えたのだって、女三の宮が紫の上と縁続きの姫君だから。結局最終的にすべてママンに辿り着くわけですよ。

多分作者の紫式部も源氏が大嫌いだったと思いますよ。でも時代が時代だから、現代のように表立って抗議できない。そこで不義の子を産ませた報いを源氏にも受けさせたのだと思います。因果応報、ってやつですか。さらに自分が間男されたとき、みっともないくらい怒り狂って。普段は興味ないくせに、それが他人の手に渡るのは許せない、ってお子ちゃまです(笑)。きっと紫式部もそんなことを書きながら、そういう宮廷の男たちの行動に溜飲を下げてたのだと思います。

>「貴様、何者ぞ?」と突っ込んだら、すかさず「光る皇子」とか何とか、本気でぬかしそうな
兄もすかさず「大妖怪の殺生丸だ」と言いそうですが(笑)、兄はそういう台詞がとてもよく似合うと思います。というか兄だからこそ似合う台詞なのです。源氏のようなハンパな奴には似合わない。
【2008/02/20 19:55】
こんにちは。
私も源氏物語が好きですv一時期なぜかはまっていて、色々な現代語訳を読みまくっていました。源氏の性格は1km後方へ置いておいて、平安時代を体感できるような気がするのがツボだったのかもしれません。どこかで読んだことがあるのですが、「紫式部はわが国初の、長編同人作家」と。確かに言われて見れば妄想爆発の作品なんですよね。光源氏にはしっかりとモデルがいますし、しかも帝の息子が自分の義理の母と不倫して、子供まで・・・で、その子供が帝に!?ってよく宮中でそんな話を書いた上に公開できたものだ、と感心してしまいます。

ににぎさんと同じく、光源氏の性格を良く思う人は皆無だと思うのですが、ネタとして見るとかなり突っ込みどころのある人ですよね(笑)周りの女性を不幸の渦に巻き込みつつも、自分は初恋の人だけを見続けて、結局心から満たされることは一度もなく逝ってしまったハタ迷惑な人なんじゃないかな、とも。ってなんか源氏擁護っぽくなってしまいましたが、私も実際そんな人がいたら後ろからまわし蹴りを食らわしたくなると思います。

でも、源氏が「色白でキレイで、高貴な生まれで尊大」って兄と共通しているかも・・・!なんてちょっと思ってしまってごめんなさい_| ̄|○ただ、兄が源氏を見たら、「・・・・・・・・・」となってさくっと殺しそうです。
天佳 2008/02/20(Wed)16:48:04 編集
突っ込んでください(笑)
>天佳さま
私も聞きかじりですが、源氏のモデルは当時権勢を誇っていた左大臣の藤原某とか。そういう意味では、現代において憧れのスターのことをあれこれ妄想するのに似てるかも知れませんね。でも紫式部は実際に彼と関係があったとかなかったとか言われてます。そうするとあの源氏の恋愛遍歴は、実は寝物語に聞かされていた話であって・・・、そう考えると今度は紫式部がコワイ(笑)。自分の恋人の秘密をああいう形で暴露するなんて。よほど腹に据えかねることがあったのでしょうか?(笑)

私が源氏物語を好きなのは、女君たちが好きで。多種多様な女君たちの中で、源氏はいつまでたってもワンパターンの口説き文句しか言えない。それで悦に入ってる源氏を、実は作者はこっそりと笑っていたんじゃないだろうか、と最近は思うようになりました。さらに女君たちの潔さ。あの時代女の方からは別れを言えなくて、唯一女性から縁を切る手段は出家すること。出家してしまえば当時の風習でいくら権力のある人でも決して手出しはできなかったといいます。源氏との愛憎に疲れた女君たちは自らの意志で出家しますが、それで慌てたのは源氏の方(笑)。今までほうっておいたくせにいざそんなことされると、さんざん泣き言を並べてまったく往生際が悪いです。←きっとこういうところに突っ込み甲斐があるのでしょうね(笑)。

>源氏が「色白でキレイで、高貴な生まれで尊大」って兄と共通しているかも・・・
私も外見に関してはそうだと思います。ただ源氏は尊大な性格じゃないふりをして、やっぱり尊大、というのが腹黒に思えるのです。兄の場合は尊大な態度を隠そうともしないし(ていうか前面に押し出してる?)それに見合った行動をしてるのがいいんです(笑)。
【2008/02/20 19:57】
混ぜて下さいv
こんばんは~。
メールと立続けにすみませんが、記事を拝読しながら首を縦に振りまくってましたので(笑)。
私も混ぜて下さいませ。

ほんとに、源氏は怒りのツッコミ所が多すぎて最後あたりはツッコむ気すら起こりません;一番の被害者はやっぱり紫の上でしょうか。いたいけな幼女時代、初恋の人に似てる&遠縁ってだけで知らない男に誘拐されて(しかも祖母君が亡くなった直後ですよね?)。そして、多分訳が判らないままモノにされたっていうのに浮気の連続。それでも源氏の正妻は自分だと信じてたのに、トドメを刺すかの様に女三の宮が降嫁して来て身分で負けて。

>唯一女性から縁を切る手段は出家すること。
だったのに、紫の上はそれも許されなかったんですよね。何度も願ったのに、源氏の勝手すぎる独占欲のせいで。しかも亡くなる時に彼女を看取ったのは明石の中宮。「お前そんだけ大事だって言うんなら最期は何があっても傍にいてやれよ!」って思いました。色んな意味で、何もかもを源氏に奪われたのかなぁ・・・と。
1度は関係を持ちながらも、矜持で以って源氏をきっぱりフッた空蝉がカッコイイv(出家してから引き取られてますけど/汗)

>左大臣の藤原某
関係を持ってたとか何とか言われてますね。あの時代にあんな本を出せたのは、バックに彼がいたからだ~とか。「書かせてくれないと、□□や△△をバラすわよ」とか言って脅してたら面白いな(爆)。
―それは置いといて。最近の研究では文体のクセ等の違いで、「宇治十帖」以外の帖も複数人によって書かれた可能性が高いらしいです。当然ながら紫式部が一番多いですが(笑)。つまり源氏物語は、当時の女性たちが溜まりに溜まったストレスをぶつけて作り上げた、壮大なリレー小説なのかもですね。

ワガママな坊ちゃんで、美形。兄との共通点は無きにしも非ずですが、仰るとおり、兄は実が伴ってるから許されるし格好良いのですよねv
嘉月 2008/02/21(Thu)00:02:39 編集
ご参加ありがとうございます(笑)
>嘉月さま
コメントありがとうございました。

>唯一女性から縁を切る手段は出家すること。だったのに、紫の上はそれも許されなかったんですよね。
(あちこち浮気はしてたけど)当代随一の男に愛された紫の上は傍目には幸せにみえるけど、実は一番不幸だったのでは?と思います。↑ もそうですし、多分源氏と一番肌を合わせたのに、とうとう子どもが出来なかったことも何かしら可哀相な気がします。あの時代姫を産むということは、地位を確実なものにする一番のことだったそうです。そういう意味で明石の君がたった一度の契りで姫を授かったことは真にラッキーで、その事実が紫の上をものすごく苦しめてたんですよね。ましてや源氏は謹慎の身上中で、都ではひたすら紫の上が寂しさに耐えて待ってたとき、またもやこいつは・・・です(笑)。さらに源氏は紫の上を愛しながらも、実は彼女の中に藤壺、ひいてはママンの面影を探していた節さえ見受けられる。もう本当にどうしようもない奴です(怒)。

>「書かせてくれないと、□□や△△をバラすわよ」とか言って脅してたら面白いな(爆)。
激しく頷きました(笑)。

宇治十帖別人説は聞いたことがありますが、それ以前の物語も複数人によって書かれたという説は初耳です。リレー小説、というのも面白いですね。

ちなみに源氏マメ知識(?)ですが、宇治十帖別人説に瀬戸内寂聴さんは異を唱えていらっしゃます。彼女は宇治十帖以降文体が変わったのは、紫式部が出家してから書いたものだという説を推しています。根拠として、ます女君が出家する場面が非常にリアルであること。寂聴さんご自身も出家されて初めてわかったことが多々あったそうです。なので宇治十帖で出家する女君たちの描写がものすごくわかる、とおしゃってました。さらに出家することで今まで見えてなかったものが見え、逆に見えていたものが見えなくなった、とおしゃっています。禅問答のようですが(笑)、簡単に言うと仏の目になっちゃったということらしいです。仏の目からみれば人間のすったもんだなどどうでもよくなって、だから宇治十帖はつまんない、と大胆発言なさってました(笑)。←源氏を読み尽くしたからこそそう言えるのでしょうね。蛇足ですが、川端康成が自殺したのは、実は彼も仏の目になっちゃって、もう俗世間に興味がなくなったからだと、これも寂聴さんの説です(笑)。
【2008/02/21 20:45】
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